若い神官さんは、我々に白い布で出来た、肩にかける細い帯状のものをお清めの一環として渡してくださり、私たちはそれを肩にかけた。 八足門の左側に、柵のある出入り口があり、その前立っていた警備員の人が戸を開けてくれた。 一歩中に入ると、一瞬息をするのもためらわれるような、妙な緊張感が体の中を走った。 一瞬動けなくなったあと、私は無意識に止めていた息を吐き出した。 おにわに入る前に、門を入って左側の庇の下でお払いを受ける。こういう場面での作法というものを学ばないままこの場に来てしまった、という後悔が、頭を下げてお払いをうけているときに浮かんだ。若干の不安も抱いた。事前に調べてきていた作法というのは、拝礼の作法だけだった。 お払いが終わると、まずは楼門の前、つまり御本殿の前まで進んだ。 ここで神官が、ここに祀られている大国主命の話をしてくれた。そしてわざわざ拝礼の作法までも教えてくれ、私たちはニ礼四拝一礼でお祈りを捧げた。 そして、八足門を中心として逆時計回りで御本殿の周りを一周しながら、各祠にご参拝していく。 まず御本殿の左右両側をお守りしている門神社の中でも右側に位置する門神社をお参り。祭神は宇治神。 次に、御本殿の右側に2つ並んでいる祠のうちの、左側の祠―御向社。ここには、大国主命の第一夫人、須勢理毘売命(すせりひめのみこと)が祀られている。 次にその右側にある天前社に参拝。ここに祀られているのは蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)と蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)。 この2神にまつわる話を神官さんが話してくださった。 日本建国に尽力した偉大な神である大国主命も、最初から強大な力を持って素晴らしい神であったというわけではなく、神といっても最初は未熟、色々なことに苦心苦労を重ねながらだんだんと御神徳を得ていった。 未熟であったといっても、大国主命のように偉業を成し遂げるだけのお方にはやはりそれだけのなにか力があって、協力してくれる人が自然と寄ってきて助けてくれる。この蛤貝比売命と蚶貝比売命は、未熟であった頃の大国主神に力を貸し、大国主命の成長に大きな貢献をなさった神様なのだ、と。 この話は全くもって現在の人間世界にも合致する。大成する人の陰には、必ずその人自身やその人の成功をサポートする重要な人物が存在する。本人が気付いていてもいなくても、それは確かなことだ。どんな素晴らしい人でもやはり一人では何事も成し得ない。 その後、御本殿の裏側をぐるりとまわる。 そのとき、神官さんは『平成の大遷宮』の話を少ししてくれた。『平成の大遷宮』、つまり改修工事をするにあたって、最近はその準備のために「おにわふみ」できる日がなかなか無く、昨日も前工事のようなことをしていたため出来なかった、と。 (後日談ではあるが、我々が「おにわふみ」させていただいた翌日は大雨だったので、その日も「おにわふみ」できなかった。出雲大社に行く日の選択肢は9,10,11とあったわけだが、結局は実際行った10日しか「おにわふみ」できない日となったのだ。ラッキーである。) そして次に、御本殿向かって左側にある祠に参拝。ここは筑紫社と言い、多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)を祀ってある社だ。 多紀理毘売命も大国主命の妻にあたる人だが、先ほどの須勢理毘売命が第一夫人なので、無論第一夫人ではない。大国主神は何人かの妻がおり、その中の1人だ。(何番目の妻かということは自分の勉強不足ではっきりとは分からない、と神官は言った。) ところで、日本神話というのは、完全に男尊女卑の物語だ。 古事記に記されている天地創造に関する部分の記述では、そのことを象徴する物語が登場してきている。以下その物語を簡単に記す。 高天原の神々から、漂っている国土を「修理(オサ)め固め成せ」との命を下された伊邪那岐命と伊邪那美命は、この地に降り立ち天の御柱を立てて結婚した。その際、柱の一点から左右に分かれて進み、最後に合流する、という儀式を行った。このとき、最初に合流したときにイザナミの方から声をかけて国生み(つまりセックス)をしてしまったため、生まれてきた蛭子神は不完全であった。国生みに失敗した2人は最初から儀式をやり直し、今度はイザナギの方から声をかけてセックスすると、今度は国生みに成功し、淡路島、四国、隠岐の島、九州、壱岐の島、対島、佐渡の島、そして本州の8つの島、大八島をお作りになった。 だいぶ話がそれたが、この物語に見られるように日本神話では常に男性が優位であり(もちろん女性神も崇められたが)、そのために大国主神が一夫多妻であっても全くおかしくはない。 そして、筑紫社から少し移動し、御本殿の丁度左側の真横で止まった。 神官によると、御本殿内にある御神座の向きは正面ではなく、西側、つまり向かって右側の方を向いているとのことであった。我々が八足門から御本殿に向かって参拝する場合、神様の左耳に向かって参拝しているということになる、というのだ。 御本殿の造りの話をするとまた話が大幅にそれるので割愛するが、とにかく御神座は西を向いており、それをわきまえておられる参拝者はきちんと西側の瑞垣から参拝するということであった。 最後に、御本殿向かって左側を守っている門神社(祭神・久多美神)を参拝し、おにわふみは終了した。 おにわふみの最中は終始体が緊張し、自然と背筋が伸びるのを感じながら砂利の庭を歩いていた。 言葉では簡単に言い表せないピンとした空気の中、日本人が古代から信仰してきた神々を間近から参拝するということは非常に貴重な体験であった。 |
本殿向かって後ろ側にある社務所で、おにわふみを申し出る。 50代くらいのおじさん神官は、私たちをみるなり「またきたか」というような感じでこう言い放った。 「勘違いされちゃ困るんですよねぇ。おにわふみっていうのは、これは観光じゃないんですよ、分かります?信仰なんですよ。観光の一環で来て、気軽にされても困るんですよ。」 私は言葉を失った。 今考えれば、出版物や放送で全くと言っていいほど宣伝されていない「おにわふみ」の情報が、インターネット等を通じて個人的に発信されており、そうした情報を元にやってくる人々が年々多くなっているのだろう。 そうした気軽な参拝客を多く受け入れればキリが無くなる上に、ご神体の本来の神聖ささえ薄れてしまいかねない。そういった現状があるんだろう、と、想像できる。 あの厳しい忠告は、ふるいおとしだったのだ。その証拠に、おにわふみ後に我々が社務所に戻って玉串を納めたときには、彼はこのときとは別人のように腰が低く満面の笑顔だった。 ただ、あの瞬間、これは信仰だ、と言われたあの瞬間、私は色々な思いが心の中に沸いてくるのを感じ、なんともいえない居心地の悪さを感じた。 まず、私が、れっきとした神道信者では無いということ、そしてこの場ではそのことが求められているということ。ここには出雲大社教というものがあって、少なくとも私を含め私の家族が信仰している宗教とは、大元は同じだとしても異なる宗教だということ。 それらの考えが、私におにわふみの資格が無いのだと思わせた。 それだけでなく、ここでご参拝したことも、もしかすると不適切な行為であったかもしれないとも思った。 しかしそれと同時に、神道とは本来、人知を超える存在・現象をありのままそのままで受け止めるという宗教とも呼べない思想であって、だからこそ仏教等他の価値観と融合あるいは共生しえたものであったのに(少なくとも私にはそういうイメージが強かった)、という思いも浮かんだ。 神道とは、仏教という世界宗教が伝来してくるまでその名称すら確定していなかったほど、体系化されないまま日本人の生活の基盤となっていた思想なのだ。 黒田俊雄も言っているように、神道とは「神の権威、はたらき、地位など、“神という状態、神の属性、神の在り方”」をそのまま伝えるものであって、頭で考えたものではなく、数々の理解を超える自然現象をそのまま受け入れる思想だ。 私はアイスランドの人々に見られるような、価値観・思想に対する寛容さと似たものを日本神道に見出していた感があったので、このような排他的とも言える側面を見てしまったことでショックを隠しきれなかったのだ。 結局、おにわふみをさせて頂く上で二つの重要な条件(つまり信仰心と、それから服装)を再確認され、信仰心はともかく服装が一応スーツだったため、なんとか受け入れてもらえた。 「私は東京から来ました」という一言が決め手になったのか、それを聞いたおじさん神官は、隣にいた若い神官に「今おにわふみできるか?」と聞き、その若い神官さんがおにわふみを先導してくださることになった。 |
無事バスに乗り込み、約25分かけて出雲大社前へ。 バスの運転手は、サラリーマン風の男性にどこで降りたらいいかと聞かれ、マイクを使って「そりゃー終点でしょー!」と激しく終点までを勧めていた。それを聞いて、我々は終点まで乗って降りてみたものの、そこは観光地によくありがちな土産屋を通る近道。 近道であるにもかかわらず入り口が分からず、駐車場をうろうろするも、なんとか大社内へ。 巨大な国旗が空高く風にはためく。 その姿に一瞬怯み、次の瞬間ある種の警戒心を頭で考える間もなく抱いてしまうのは、やはり日本人として戦時中の国家神道の記憶が継がれているからなのだろうか。 出雲大社は敷地が広く、木々が多く立ち並び、大きな池もあり、かつ見晴らしが良い。そしてベンチもある。 「めっちゃ寝れるやん!」と順平は言った。 彼は神社仏閣等でベンチに座り、ぼーっとしたり本を読んだりするのが好きなのだ。 大社の広々とした見晴らしのよさは、奈良の橿原神宮を思い出させた。 横道から入り、そのまま進んでいくと銅鳥居があった。その向かって左側に水舎があったので、そこで体を清める。この所作は、茶道でのお茶席稽古のときに習った所作と同じであった。 銅鳥居をくぐると、目の前に拝殿が現れた。そこでまずご参拝をした。出雲大社での拝礼は、二礼四柏手一礼。普通は二礼二柏手一礼が一般的だけれども、ここではそうではないらしい。なぜかはよくわからないが(四つ手を合わせるからしあわせ、という語呂あわせもあるようだが、なんとも言えない)四柏なのは出雲大社と宇佐八幡宮、伊勢神宮では八柏だということだ。 スーツを着た参拝者も少なくなく、あとは私たちのような年代の観光客と、母親世代の観光客。また、今の時期、七五三のため、小さい子供が着物や正装を着て、ちょこちょこと走り回っている姿も多く見られた。 観光客達は、ご本殿や拝殿をバックに記念撮影などを熱心に行なっていた。 ところで今回の旅はカメラを持たない旅であった。 デジカメを持っていないから、という単純な理由もあったが、もちろん誰かから借りることも簡単だった。けれど、何故かそこまでカメラを持っていく気にならなかった。 実際、神社境内に入ると、写真など一切撮る気になれなかったというのが正直な感想だ。 さて、拝殿で参拝を済ませたあと、ぐるりと境内を一周し、各祠への参拝やこの社の祭神・大国主神の銅像を見るなどした。 大国主神とは、系譜でいうとスサノオノミコトを親にもつ神で、その名の通り、この国の建設にご苦心なされた神様だ。普段我々に「だいこくさま」と呼ばれ親しまれている神様でもあり、有名な因幡の白兎の昔話では、皮を剥がれた上「海の水で洗うと治る」と騙されて苦しみ泣いていた白兎に、「川の水で洗えば治る」と教え、救ったとされる。 閑話休題、そして我々は遂に、八足門(御本殿前にある門)のところからご本殿を見た。 荘厳―この言葉がこれほどしっくりくる風景は、ここ最近私は見たことが無かった。高く聳え立つご本殿はその大きさもさることながら、まだ緑深い山を背景にして浮かび上がるようにはっきりと目に映る大社造りの建築物の力強い美しさに圧倒された。 「雲にわけ入る千木」と古代の人はその感動を伝えたというが、今日の御本殿よりさらに高く建設されていたと思われる古代の御神殿を見てそう漏らしたというのも、十分頷ける。 一般の参拝者が入れるのは、この本殿前の八足門まで。その門をくぐって中のお庭に入ることは出来ない。 ただ、今回は、この八足門の中、つまり御本殿に一番近い、聖域とも言えるお庭の中へ入れていただくことが目的であった。 このことを「おにわふみ」という。社務所で申し込み、いくらかの玉串料(私は今回は、この日泊まったホテルの宿泊料と同程度の金額を納めた)を納めると、神社の神官がわざわざ1人ついて下さってお庭を色々と説明しながら案内してくれる。 出雲旅行をする、ということをゼミの先生に報告したら、この情報を教えてくださり、出雲大社に行くなら是非やってきなさい、と言われたのだ。 ただ、これはあくまでも神聖な儀式であり、一般の参拝とは区別される特別な行為。それなりの服装でないと受け入れてもらえない。スーツが基本で、男子はネクタイが必須だそうだ。このことがあって、私は電車内でスーツに着替えたのだ。 |
改札で順平と合流した。彼はスーツのジャケットの代わりに黒いコートを着、革靴を履いてニット帽をかぶっていた。 私は大きめのトランクを持っていたため、駅のコインロッカーに荷物を預け、出雲大社に行く手段を模索し始めた。出発前にほとんど事前調査をしてこず、宿泊先すら決めてこなかった、またもや行き当たりばったりの旅であった。 JRの改札で路線図をもらおうとするも、路線図は無いとのこと。ここは一応観光名所ではないのか。 そこで、この地域でかなり重要な交通手段の一つとなっているらしい、一畑交通を訪ねてみた。一畑の駅改札に行くと、唯一買おうと事前に予定していた『パーフェクトチケット』の文字。このチケットは2日間有効で、出雲市と松江市の一畑バス・一畑電車・市営バスなど乗り降り自由、使いたい放題で2500円という、大変お得なチケットなのだ。早速2人ともそれを買い求める。 さて、駅のホームに行こうと改札を通ろうとしたところ、改札にはつっかえ棒のようなものがかかっている。もちろん自動改札などではない。さてどうしたものかと笑いをこらえながら駅員に聞いてみた。 「出雲大社行きの電車に乗りたいんですけど・・・」 すると、駅員はこう答えた。 「あー、次の電車は30分後。30分後だからバスのほうが近ぁ。バス。そっから出とるけん。多分1番線、多分・・・」 ゆるい。実にゆるい感じだ。同じ一畑会社なのに。 バス停に来てみるとおじさん駅員の言うとおり出雲大社前行きのバスが出ていた。しかも10分後の出発らしい。電車よりバスのほうが早く着くという順平の情報を聞いてほっとし、私は現金の持ち合わせがないことをふっと思い出した。 バスが来る前にお金を降ろしておきたいと思い、郵便局の位置を地図で調べて近いことを確認し、出雲市郵便局に向かった。 出雲市駅前郵便局は、今まで訪れたどんな郵便局よりもあたたかく私たちを迎えてくれた。 反応の遅い自動ドアを抜けると、まず予想以上に広い空間があった。フローリングの床を歩いて進むと、次に、「いらっしゃいませ」と気持ちのよい挨拶が・・・ と思ったら「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませー」「いらっしゃいませ!」 ・・・ほぼ全職員が「いらっしゃいませ」と言って迎えてくれたのではないかと思うほどの歓迎っぷり。民営化の成せる技か、それとも観光地出雲の地域病か・・・わからないが、VIP気分にさせてくれる郵便局であった。 そして親から振り込んでもらった袴の代金を勝手に一時的に横領し、再びバス停へ向かう。 |
朝6時過ぎ、岡山駅到着と同時に目覚める。 実際に寝たのは2時間ほどだったが、熟睡できる気がしなかったので起きていた。 車内の自分のシートはあれほど快適だと思っていたが、実際快適なのだが、それでも山道をうねりながら進む列車の轟音と揺れは覚めた私の頭をまた静かにさせてくれるとは思えなかった。 岡山駅から車内での弁当販売が始まった。前日に東京駅構内で買ったパンを明け方食べたので、あまり空腹を感じてはいなかったが、結局【夜行列車で駅弁を食す】という浪漫を金で買うことにした。 販売員のいる10号車へ行くと、中年の元気なおばさんが1人、弁当と飲み物を売りさばいていた。弁当は2種類、ぱっと見でも豪華なちらし弁当と、もう一つはスタンダード(にみえる)幕の内弁当。 「お弁当ひとつ・・・」と言ったまま身を乗り出して決めかねている私をみて、売り子の彼女は言った。 「この幕の内弁当も、普通の幕の内よりちょーっと変わってる弁当なのよ~!!」 ・・・まったく的確な助言であった。 私はちょっと変わってる幕の内弁当を買い、自分の席へと戻った。 電車は岡山の奥へと進み、高梁川に沿う形で備中を突っ走っていた。高梁川は本当に美しかった。川のすぐ横には山があり、川はその姿を映し、ところどころ紅く色づいた木々をアクセントに色と自然を楽しませてくれた。 その後、山は線路のすぐそばにそびえたち、山の頂上付近には既に雲と見まごうほどの厚い霧が立ち込め、壮観だった。夜行バスでは味わうことの出来ない貴重な時間である。 山の色は、深緑、こげ茶、黄金色、橙色、鶯色、紅色、うこん色、様々な色が重なって、色自体は、去年の冬に訪れたイギリスの片田舎を走る列車の中から見た色と似ているような気がした。しかし全く異なるのは、その質感だ。日本の初秋の山は、こんもりとしていて柔らかさが感じられると共に、人道許さぬ深さをも想像させる。 その自然を横目に見ながら、先ほど買い求めた幕の内弁当を開ける。碁盤の目のように9分割された容器に、赤飯を中心とする和食が並べられていた。空腹ではなかったため美味しさはいくぶん減ってしまったが、大自然を見ながら列車で駅弁という黄金浪漫を堪能させてもらった。 食後すぐに気持ちのよい睡魔に襲われ、寝た。爆睡。 目を覚ますと既に松江駅に到着していた。開かない目をなんとか開けて外を見ると、ビルの数々が目に入ってきた。多少の失望を隠しきれず、再び寝る。 到着30分前にさすがに目覚め、スーツに着替えて化粧をした。時間足りず焦る。思いのほか暑い出雲市駅に10:05分到着。 |
11月12日 (土) 朝、空港近くのユースホステルにて目覚める。 安いホステルではあるけども、部屋はとってもキレイ!しかもあたたかい!!! ここで、携帯の電池式充電器が使えないという事実を知る。 この旅行のために買った充電器なのに、私の最新機種には対応していなかったなんて!!! なんていうことなの!!! 携帯を目覚まし代わり&ボイスレコーダー代わりにするという計画は早々とボツになった。 朝8時半、空の向こうがうっすらと明るくなり始めた。 9時くらいになると、真っ赤な朝焼けが見え始めた! アイスランドにて、初の日の出です!!!! 日本にいたら日の出なんて徹夜明けの朝にみるくらいだけど、冬のアイスランドでは日の出拝み放題。 さて。 1日寝て、冷静になった頭で前日のことを考える。 諭吉2枚を失ったこの重大さに気付く。 冷や汗。 (;・∀・) 色々考えるけど、どれもお金がかかりそう。 どうすべきなのかという答えが出ないまま、とりあえず12時チェックアウト。 とりあえず、昨日出会ったRazaに会いに行く。 彼はこのユースホステルの隣に住んでおり、出稼ぎ労働?かなんかをしているらしい。 イラン人で、以前日本の三軒茶屋に住みながら働いていた経験があるらしい。 日本語が少々喋れる。 彼に、昨日の水事件を話したら、なんか力になってもらえるかと思ったけど、大して力になってもらえなかった。 なんか、成り行きで、タクシーでまた空港にいくハメになり、空港に行ったはいいが、飛行機の時間がまだまだ先で、空港にはほぼ誰もいない!!! 免税店にまた入れるはずもなく。。。 時間特に急いでないからフライバス来るまで数時間待って、それに乗って首都へ行こうと思った。 が!運悪くタクシー運転手に再び見つかる。 何をしているのかを厳しく追及され、フライバスが来るまで待とうと思うと話すと、 「そんなんだめだよ!次何時?4時じゃない!!!4時!!!首都に行きたいならそう言ってくれればいいのに!」 などと言い出し、押しに弱いわたしは結局タクシーで首都へ。 遠いですよ。 そりゃとおいですよ。 タクシー代約1万円。 諭吉さ~ん でもなんだかんだ言いながらも、車の窓から見える岩などをみながら心を落ち着かせる。 40分後くらいに、Reykyavik City Hostelに到着。 よし、これで明日からぼちぼちインタビューに取り掛かれる・・・・・ と思った矢先。 このホテルダウンタウンから遠いーーーーーーーーーーーーーー!!!!! ガ━━━━━━∑(゚д゚lll)━━━━━━ン 地図で見ていたホテルの位置を、別のホテルと間違えていて、ダウンタウンに近いと思っていたその私のホテルは、かなり郊外に位置していた。 絶望的ー もうだめだ、毎日バスとか使っていくのか、お金ないしーーーーーー!!!! などと落ち込みまくり、ふて寝。 16時就寝。 ![]() ![]() ![]() |
11月11日 (金) 前日はロンドンのホテルで1泊。 大人の事情により、何故か部屋がダブルベッドにアップグレードされていた。 が、部屋は4階、エレベーターは無し! ・・・重いバックパックとスーツケースを持ったわたしにはちょっとキツかった。 この日はついにアイスランド行きの飛行機に搭乗する日。 朝早く目覚めた。 簡単な荷造りをした後、メールチェックをするためにPCを1時間する。 10時頃ホテルを出発!パディントン駅に別れを告げ、まずはRiverpool street 駅へ。 都会の中で右往左往(*´д`;)… 恒例の、インフォメーションエリア訪問!! ここの人は黒人で、丁寧にも時刻表をプリントアウトしてくれた。 以降いろんなところのインフォメーションエリアを利用したが、ここの人が一番親切だった~♡ 地下鉄のCircle lineで6駅くらい先の駅が目的の駅だそうだ。 途中、Baker street駅を通過!!!! ホームーズ!!!!!(〃▽〃)キャー♪ 降りてみようかと思ったけど、実際降りたい気持ちでいっぱいだったけど、いかんせん荷物が重いし飛行機に遅れたらそれこそ後悔する!と思い、断念! Liverpool st.駅に到着後、stansted expressにのってスタンステッド駅へ向かうことに。 しかぁぁぁしΣ(゚∀゚;) 電車、間違えた。。。。 あんだけしつこく、「あれですよね?あの電車でいいんですよね??」って聞いたのに・・・・ 私も道とか聞かれたときに、適当に人に教えたことあったけど、これからは真面目に接していこうと心に誓いました。。。 なんか、空港に着くと思い込んでたのに、 「終点ですよ」 って言われたところはEnfield Townという場所・・・・・ どこダーーーーーーーーーーーーーーーーΣ(〃▽〃;) なんかすごい長閑な場所で、なんかイギリスの片田舎に来たってかんじ。。 飛行機の時間まで余裕があったので、まぁ気を取り直して引き返すことに。 引き返す電車の中で、あるオジサンが気さくに話しかけてきてくれてた。 セインカミュのとっさの一言の中に、「外国の電車の中では、知らない人同士でおしゃべりすることも、よくあること」なんてかかれてたけど、実際ないじゃない! と思っていた矢先だったので、ちょっと嬉しかった。 リバプールはスコットランドと1つとロンドンに1つ、2つあるから気をつけなきゃね。。 キミは中国人?日本人? などと話しかけられ、最後には彼が食べていたミントタブレットのようなお菓子を缶ごとくれた。 催眠薬とか入ってんじゃないだろうか、と若干心配になったけど、おいしい普通のおかしでした。 19:45分発の飛行機なのに、13:00くらいに空港到着。 スタンステッド空港は、小規模! 1階しかなかった気がする。 すっごい暇でどうしようかと思ったんだけど、ここでこの旅初めての青空をみることができた! ヨーロッパで流行ってるっぽい、数独-SUDOKU-なる日本産の?パズル本を立ち読みしながら、暇を潰す。 アイスランドエクスプレスのロビーはガラガラ。 電気も薄暗いし寒いし暴風雨だし人少ないし、これから大丈夫だろうかと心配になる。 でも、なんとか無事に飛行機は飛び立った。 機内アナウンスで初めて聞く、生のアイスランド語。 口の中で滑るように発音されるその響きがすごく心地よかった。 空港に着いたあと、免税店で日本円で買い物をしてアイスランドの円でおつりをもらおうという作戦に出た。 が。 これが裏目に出た。 10000円札、そう、諭吉さんでペットボトルの水1本を購入。 それなのに、返ってきたおつりは日本円に換算して1000円以下。 ・・・・・・ ガ━━━━━━∑(゚д゚lll)━━━━━━ン ちょっとおつり少ないんじゃないか? と思ったものの、やっと着いたという開放感と、早く外に出ないとフライバスが出て行ってしまうんじゃないかという焦りとで、重要視せず。 免税店なんだから慣れてるだろうし、間違いじゃないだろう!と思い込み。 そのまま外へ。。。 そして、フライバスの運転手に宿泊先のホテル名を告げ、バスに乗ろうとすると、 「そのホテルはこっから近いから、タクシーで行ったほうが安いし早いね。」 といわれ、タクシーに乗ることに。 「寒いよねぇ~~~」 といいつつ荷物をトランクに入れてくれた気さくなタクシー運転手にホテル名を告げる。 が。 タクシー運転手はそのホテルを知らないらしい。 無線でなんか色々聞きまくって、しかもその間何故か車を走らせっぱなし。 おいおい、とまれよ。メーター動いてンジャン。 本当に大丈夫なのかと不安になるわたし。 「あの。大丈夫ですか?」 と聞くと、 「あぁあぁ、大丈夫だよ!心配ないよ!」 と答える彼。 非常に不安。 「あぁ!やっとわかったよ!」 との言葉に、やっと安心し、ほっと一息つく。 しかしその数分後、 「でもこのホテル、結構遠いね~」 とボソっと呟いた言葉を私は聞き逃さなかった。 「え!!!このホテル、空港から車で5分程度の場所なんですけど!!」 ↑こんなセリフが的確な英語で言えていたかどうかは別として、とにかくわたしはそのことを必死に話した。 驚く運転手。 殺意が沸く私。 動き続ける料金メーター。 最悪です。 車で5分程度のところ、何十分も走り回り、タクシー代約10000円。 はい。 この短時間の間に、諭吉さん2枚消えました。 はぁ。 本当にお金のかかる旅の始まりです。 ![]() ![]() ![]() |
そろそろ『バトン』ってカテゴリ作ったほうがいいかなあ。。。。 ぼうそうです。 バトンやるってゆっちゃったんで、やります!!! これ、あんまり慣れてる人にあげると、あんま面白くないねwww あたしは初心に帰ってやってやります!!! ---------- キリトリ ----------- キーボードを見ず、携帯の人は親指を見ずに答えを入力してください! 誤字・脱字はそのまま、「BackSpace」や「クリア」はご法度です。 Q1:生年月日を教えてください 1984年5がry「14日 変ななった・・・・・ Q2:TV番組と言えば何? ぷぷぷぷぷsっすま!!! Q3:カッコイイ(かわいい)有名人といえば誰? そりゃあもう、いっぱいいますけども!!!! 今のところ、ダントツで、亀梨くんですね!!! Q4:辛い食べ物と言えば何? なんだろう・・・・・ とうがらし。。。 Q5:あなたのチャームポイントを教えてください 洋梨が入ってそうなお腹。 チャームポイントって・・・・ Q6:あなたの虫に対する思いを教えてください あんたは悪くないのよ。 あんたを気持ち悪いって思ってしまうように作られてしまった人間が悪いのよ。 神様がわるいんだ!!! 恨むなら神を恨め!!!!! 8本足なんて普通に考えておかしいだろ!!! Q7:カラオケの十八番は何?歌手も教えてください マリスミzル・・・・ マリスミゼルの曲。 特にヴェレ0 間違えた ヴェルエール・空白の瞬間の中で かな。 す・・・瞬間はnしゅんかんじゃないよ とき と読むんだよ Q8:5秒で「ブラインドタッチなんか余裕だぜ!」と入力してみましょう 5秒ってダレが数えるん? よーお vyらうbbぢらるばbbじゃへいきだし! もっかいリベン時させて!!!! よーお! ちょっとまって!!! よーお・・・あれ よーお・・・・・・・・・よーーーお!? お・・pいうううい!!!! お いはここか!!! う いいいいいい!!! さkっきから『おい』が押せなくてよーおになっちゃって同様したからだめだったのの。 よーい!! ブラインドタッチなんか余裕だぜ! ( ̄ー ̄)ニヤリ Q9:バトンを回す5人を教えてください。もちろんブラインドタッチ ちぇにがかんこちゃんに回しちゃったら、あたしもうダレもいないじゃん・・・・・・ どうしよう・ たっちゃん かっちゃん みなみ ぱんち あとだれがいたっけ_? ---------- キリトリ ----------- だめね。 あたしも、まだまだってことね。。。。。 |
久々の更新でごわす。 アイスランドの2日目以降を更新しよう更新しようと思いつつ、現在に至っております・・・。 テストがやばいような、やばくないような・・・・ それよりも、私の財布の経済状況が危機に陥っています。 デフレ。 デフレスパイラル。 意味は分かっていません。 バトン処理!!! ---------- キリトリ ----------- ①【回してくれた方の印象】 第一印象は、おとなしそうな人。 話しかけやすそうだ、と思った記憶はある。 現在は、性格が私の母親にちょっと似ていると感じる。 努力家、多才、妄想家、ひきこもりの要素あり。 料理や掃除して、素晴らしく女の子らしいかと思えば、そうでもなかったり。 飾らない感じ。 ほんと、オンとオフのスイッチ切り替えのうまい人だと思う。 ②【周りから見た自分はどんな子だと思われていますか?5つ述べてください】 いろんなことを言われる。5個じゃおさまらん。 ・謎。 なに考えてるか分からない。 ・おとなしそう。 ・とっつきにくい。 ・真面目そう。 ・あほ。 ③【自分の好きな人間性について5つ述べてください】 ・人当たりが良い。 ・わを乱さない人。 ・自分のスタンスで生きる人。周りに合わせてあたふたしない人。 ・真剣になれる人。 ・いろんなことに寛容な人。 ④【では反対に嫌いなタイプは?】 ・自信過剰。 ・初対面なのに腰低くない人。 ・自分の考えが全て正しいと思い込んでる人。 ・責任転嫁する人。 ・気遣いができない人。 ⑤【自分がこうなりたいと思う理想像とかありますか?】 のだめかなー。 ⑥【自分の事を慕ってくれる人に叫んでください。】 す、きーーーーーーーーーーーーーーーー!!! ⑦【そんな大好きな人にバトンタッチ!(印象つき)】 もういないぞ!!!!! もういないぞ!!!! じゃ、じゃあ、カンコちゃん、初めましてヨロシクお願いいたします! わたしで止めちゃってすいません!!! ---------- キリトリ ----------- 面白いことがかけなくて申し訳ない。。 結構真面目に答えてしまった・・・・ 嫌いな人を答えるところでムカムカしながら答えてしまいました・・・(ノ´∀`*) |
11月10日(木) 念願、叶ったり。 この日、私は、生まれて初めての1人旅に旅立った。 午前5時半、自宅最寄り駅から電車に乗り、出発。 車中、こんな早朝から、しかも東京のすみっこのローカル線に、こんなにたくさんの人が乗っているという事実に驚きを禁じえなかった。 わたしは、白いスキーウェアのような上着を着、毛糸の帽子をかぶり、旅行用のキャスター付きカバンをひきずり、頭の上から尻まである大きなバックパックを背負っていた。 11月の明け方前とはいえ、異常者である。 某西武線から成田駅に付くまでの間、わたしは周りの視線に打ち勝つため、むしろ誇らしげな顔をするよう努めた。 更に、「どこにいかれるんですか?」「ちょっとアイスランドまで・・・」「(周りの全員)アイスランド・・・。なるほど、それであの格好・・・。」などという、実際には繰り広げられるはずもない会話をイメージトレーニングをするよう心がけていた。 日暮里まで着くと、成田行きのホームがあり、そこには既に行列が出来ていた。 わけがわからないわたしはとりあえず並んでみた。 その結果、予定より早い電車の、しかも指定席のチケットを買うハメになってしまった。 長いものに巻かれる精神がここで裏目に出たわけである。 仕方なく、わたしは喫煙席の指定席に座り、成田駅までまっしぐらに進むことになった。 生まれてから2度目の成田駅。 HISのカウンターでチケットを受け取り、「ハサミ持って来ちゃったんですけど・・・」「あー、どうなるかわかりませんが、航空会社の人に聞いてみてください。」「あのー、爪きりもだめなんですかね。」「いや。爪きりは大丈夫ですよ(苦笑)。」という会話を繰り広げた後、BRITISH AIRWAYSのカウンターでチェックインを済ませる。 早めに着いたが、1時間近く行列で待たされ、前に並んでいた外国人男性とアイコンタクトで『おっそいねぇ。しかたがないねぇ。』と語り合った。 早くも外人きどりなのであった。 ちなみにハサミの件は面倒だったため、黙秘しておいた。 案の定、筆箱の中のハサミは見つからなかった。 チェックインを済ませ、当日提出の計画書をゼミの先生宛に書き、投函。 その後、moh_sohからのメールで『とっさの一言買ったか!』と言われ、あ、そうそう・・・・なんて思いながら英会話の本を探すわたし悲しき英文科。 しかし英会話本なんてどれも似たようなもん。そんななか、見つけてしまったのが 【セインカミュのトラベル英会話】 セインカミュでありながらこの手ごろなお値段。 買わなければ日本人ではない。 というわけで、無事英会話本も買い終え、準備万端でわたしは飛行機に乗った。 我、既にホームシック。 窓側の席であったことが、せめてもの救いか。 わたしは離陸してすぐに眠りこけてしまった。 目覚めると、いいにおいがしていた。いいにおいで目が覚めたのかもしれない。 目覚めてすぐにBeefかFishかの選択を迫られるわたし。 ぶっちゃけどちらでも良い。 『Beef, please.』と究極の選択を究極の破裂音で注文した後、わたしの目の前には温かい昼のディナー機内食が用意された。 「現地に着かないうちからこんなに豪華な食事で、先が思いやられる・・・」 と、そのときわたしは日記に記しているが、よもやこの機内食が3週間弱の旅の中で一番豪華な食事になろうとは、予想だにしていなかったのである。 約12時間のフライトの後、現地時間14:30頃、ロンドンはヒースロー国際空港へ到着。 税関もなんとか乗り越え、全くわからない路線や道で迷いに迷い、人に聞きまくりながらようやくパディントンのホテルへ到着。 ホテルに着いてみれば、部屋は大人の事情で勝手にアップグレードされ、ダブルベッドになったはいいが部屋は4F。 エレベーターが無かったせいで、わたしは汗だくになり、きっと1kgは痩せたであろう。 シャワーの出が悪いのと鍵が壊れているのは、安ホテルだということで大目にみてやることにした。 決して、英語で会話するのが億劫だったからではない。 そんなわけで、わたしの旅1日目は幕を下ろしたのであった。 ![]() ![]() ![]() |
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